au光に乗り換えたのでVPNサーバーへのポートマッピングを設定する
目次
はじめに
かつてRaspberry PiとSoftEtherでVPNサーバーを構築したことがあった。現在も絶賛稼働中だが、so-net光からau光に乗り換えたので、その時の設定をメモしておく。
ちなみにso-net光の際には固定IPのサービスをわざわざ利用していたが、au光にはどうやら固定IPのサービスがないことに申し込んでから気が付いた。ただ、頻繁にIPが変わることもないらしいのでそのまま乗り換えることにした。
環境
- ラズパイ(Raspberry Pi 4 Model B)
- OS: Raspbian3.3.1
- SoftEther VPN(https://ja.softether.org/)
- version: 4.32
- au光(【auひかり】)
- TP-Link ルーター AC2600
- 接続用端末(iPhoneSE第2世代、Pixel3a、MacBook Pro)
ブリッジモードの設定
元々tp-linkのルーターを利用していた。au光はホームゲートウェイを使用しなければならないため、これまでは
インターネット⇔ルーター⇔デバイス
の構成だったが
インターネット⇔ホームゲートウェイ⇔ルーター⇔デバイス
のような構成にしなければならない。
tp-linkの動作モードをルーターからブリッジモードに変更すしておく。
ポートマッピング設定
続いてホームゲートウェイの設定を変更する。
▼ホームゲートウェイ詳細設定のここから設定/確認を選択
▼4.インターネットのポートマッピング設定を選択
▼追加を選択(すでに追加してあるので、設定が入っているが最初はなにもないはず)
追加するのは
- LAN側ホスト:ラズパイのIPアドレス
- プロトコル:UDP
- ポート番号:500と4500
である。
▼ポート500の設定
▼ポート4500の設定
ポートマッピングの設定は上記でおしまいである。
ラズパイ側の設定、クライアント側の設定
ラズパイ側の設定もクライアント側の設定も必要ない。IPアドレスが変わったのにも関わらず、である。
念のために確認しておく。
SoftEther VPN Server Managerを起動してDynamic DNS Settingを選択する。
Global IPv4 Address:が新しいIPアドレスに変わっているので、いい感じに認識してくれている。
さらにVPNのクライアント側にはDynamicDNSHostnameしか指定していない(≒直接IPアドレスを指定しているわけではない)
DNSってうれしーって感じたのは初めてな気がする。
終わりに
固定IPが必須だと思い込んでいたので、申し訳ない限りである。精進してまいりたい。