linux(ubuntu)でL2TPのVPN接続
目次
前提と背景
環境は以下のようになっている。ラズパイ4をSoftetherを使用してVPNサーバ稼働させている。そこに対して、ubuntuからVPNのセッションを繋ごうというわけだ。
- サーバー:ラズパイ(Raspberry Pi 4 Model B)
- OS: Raspbian3.3.1
- SoftEther VPN(https://ja.softether.org/)
- version: 4.32
- クライアント側:ubuntu
iPhoneやAndroid、MacOSは特に支障もなく設定できたので、家で転がっているWindowsPCからubuntuに生まれ変わったPCでも容易だろうと高を括っていたら手間取った。
設定
設定 > ネットワーク > VPNと選択し、VPNの横の+ボタンをクリックする。
するとプロトコルが選択できる画面が表示されるのだが、PPTPしかないためLayer 2 tunneling protocol(L2TP)が選択できない。
どうも必要なものを追加しないといかんらしい。
必要最低限しか入っていないubuntu最高である。
network-manager-l2tp network-manager-l2tp-gnome の二つをインストールする。
sudo apt-get update
sudo apt-get install network-manager-l2tp
sudo apt-get install network-manager-l2tp-gnome
インストール後に再度VPN接続の画面を開くと、プロトコルの選択肢が増えている。
※増えない場合は、一旦設定画面を閉じて、開きなおすと表示される。
Layer 2 Tunneling Protocol(L2TP)を選択する。
そして後は上の記事で設定したゲートウェイやユーザー名などを入力する。
画面下部のIPsec Settingsのボタンをクリックして、設定を追加する。
のだが、ここが鬼門である。pre-shared kayは特に問題ない。
Phase1 AlgorithmsとPhase2 Algorithmsの設定がわけわからん。
一応上記のように設定すると、動作はした。 AES128-SHA1に関しては理解できるのだが、3des-sha1-modp1024は自分のサーバの状態から導いたわけではない。
これは追加の調査が必要である。
※この部分は自己責任でお願いいたします。
※追記 IKEのアルゴリズムの調べ方と設定に関して更新した。
https://synrock-tech.com/network/vpn/ipsec-ike-algorithm
続いてPPP settingsも設定を行う。
MPPE暗号を使用するにチェックを追加し、PPP echoパケットを送信するにチェック。
上記設定ができたら、VPNをONにする。
ものすごくモヤモヤが残る結果となった。
追加の調査を行い、気持ちよくなりたい。
参考
VPNTunnel:L2TP Installation Guide for Ubuntu 18.04:https://help.vpntunnel.com/support/solutions/articles/5000782608-vpntunnel-l2tp-installation-guide-for-ubuntu-18-04-
ubuntu documentation:https://help.ubuntu.com/stable/ubuntu-help/net-vpn-connect.html.en