こんにちは。
今週は仕事が忙しく、心身共に余裕がなかった。 それを言い訳にインプットの時間がなかなか確保できなかった。
これはまずい。心は焦っているものの、肉体(主に脳みそ)がついてこない。 この時期の15時、16時くらいの傾いた日の日差しが苦手だ。 なぜか1日の終わりの顔をしてやがる。
ところで前職は銀行員なのだが、こんなニュースをみた。 みずほ、53歳以下の企業年金減 来年10月、早期退職増か
企業年金を減額することを発表したという趣旨の記事だが、
48~53歳の社員が20年度中に会社を辞めた場合は減額しない特例を設ける
という文言に驚いた。
退職を促す意図はないということだが、バリバリ退職するだろこれは。 企業年金減額か退職かの二択を迫っているわけだ。鬼畜ではないか??
銀行時代の同期と飲むこともあるのだが、みんなモヤモヤしつつ仕事を続けているのをみて最近思ったことがある。
思い切って会社を辞めることは、FXなんかの損切りと似ているなと。
金融業界なんてのは、今後明らかに下降線を辿るだろう。 じわじわと下を目指しているチャートだ。
しかし、ロングポジションをもつ大企業の会社員は、レートが上がっているという幻想を抱いている。見えないフリをしているだけかもしれない。 仮に下がっているかもしれないと気が付いてもそうそう簡単に損切り(退職あるいは転職)することはできない。
一度持ったポジションは損切りするのが、心理的に非常に難しい。 急落したのなら話は別だが、じわじわと微妙に上下しながら全体的に下降している場合、少しすれば上昇に転じるのではないか、もう少し損失幅が減ってからでいいのではないか、と色々あれやこれや理由をつけて損切りができない。
そうこうしているとロスカット(リストラ)が執行され、莫大な損失つまりなんのスキルセットもないまま世の中に放り出されるのである。
元手(スキル)がないと再起は不能だ。
そうならないように自分の置かれている状況を冷静に見つめなければならない。
業界も成長性が見込めず、自分のスキルセットの成長も見込めないのであれば、今すぐ損切りすべきだ。 ズルズルと仕事を続けることは、そのまま損失幅を大きくしているだけだ。
もちろん転職にもリスクはある。
ただIT業界は乱高下を繰り返しながらも、全体としては右肩上がりではないかと思う。
しっかりと見極めた上でポジションを持てば、大化けは可能だ。
まあ、だからと言ってIT業界に飛び込めと言っているわけではない。 向き不向きはあるだろうしな。
特に結論らしいものを用意はしていないが、 伝えたいことは、現実にしっかり向き合えということだ。
あなたのポジションは、利益が出てますか。